絶対的な正解がないからこそ、
設計の仕事は面白い。
石黒 郁弥ISHIGURO FUMIYA
2021年新卒入社鉄道設計部鉄道設計1課 新潟大学工学部建設学科 社会基盤工学コース 卒
※所属および掲載内容は取材当時のものです。
「鉄道×建設コンサルタント」の事業に魅力を感じた
父の仕事の関係でもともと鉄道に興味があったことと、中学生の時期に現在の実家の設計図を見て建設業に憧れを持ったことが、進路選択における大きな動機の一つとなりました。大学では工学部で建設を専攻。その中で建設コンサルタントという業種を知りました。
その後、就職活動に際して県内の建設コンサルタントを調べていたところ、鉄道関係施設を主として扱う建設コンサルタントである旭調査設計を知り、入社を志望しました。
自分が手掛けた構造物が何十年も使われ続ける
私たちの仕事の大きな魅力は、自分が携わった構造物が地域の人々の生活や安全に深く関わっている点です。
当社が手掛けるのは、主に不特定多数の人が利用する公共施設です。そのため、成果物に対する責任は重大です。しかし同時に、地域への貢献度も大きいのが特徴です。
さらに、私たちの携わった構造物は何十年も使われ続けます。自分が手掛けた仕事の成果が長く残り、誇りに思えるのも、この仕事の魅力の一つです。
自分の設計思想をダイレクトに反映させられる
絶対的な正解がないからこそ、設計の仕事は面白いと感じています。
構造物の設計では、地盤や交通量、規模などの条件によって最適な工法が変わります。また、経済性、安全性、機能性のどれを重視するかは、技術者によって異なります。そのため、様々なアプローチが正解となり得るのです。
このような特徴があるからこそ、自分の設計思想を成果物へダイレクトに反映させ、とことんこだわった設計をすることができます。
確実かつ効率的な作業が求められる
現在、跨線橋の点検業務に携わっているのですが、河川や道路に架かる橋梁での点検作業と比べると、時間的な制約が非常にタイトなため、現場では常に、確実かつ効率的な作業が求められています。
まだまだ作業に不慣れなことも多く、はしご作業が長時間になったり、その上で損傷の記録や撮影に抜け漏れがあったりとミスが多いのですが、先輩方のフォローに助けられています。
いずれは自分が後輩をフォローする側になれるよう、今は日々のミス一つひとつを糧にして成長していきたいです。
会社が社員の資格取得を積極的に支援
当社は業務に関連する資格取得を積極的に支援しています。資格を取得すると手当がもらえるだけでなく、取得に向けた準備にかかる費用もサポートしてくれます。例えば、教材費、講習の受講料、試験会場までの交通費、資格登録料などの補助が受けられます。
この制度を最大限に活用して、自身のスキルアップに必要な各種の資格を順次取得していきたいです。
補修設計業務の主担当者として活躍したい
これからは、構造物の点検や補修設計の仕事が増えていくと予想されています。私はこれらの業務で中心的な役割を担えるよう、道路橋点検士やコンクリート診断士といった資格の取得を目指しています。
資格取得の勉強を通じて、必要な知識をしっかりと身につけていきたいです。
手がけた案件
新潟県や山形県において、経年劣化がみられる構造物の補修設計業務、撤去設計業務に担当者として携わっています。
また、新潟県内における道路橋や跨線橋の点検作業(昼・夜)に点検員として携わっています。
その他、災害対応として能登半島地震で被災した県道の復旧に向けた、現地調査及び査定資料の作成業務にも携わっています。
一日のスケジュール
- 8:30
- 始業、メール確認
- 9:00
- 設計資料作成
- 12:00
- 昼休憩、昼食
- 13:00
- 設計レビュー(社内)
- 14:30
- 設計資料編集、確認
- 17:00
- データ整理、メール確認
- 17:30
- 終業